こちらには、写真でご紹介します。ただ、文章がメインになりますので文章の順番に沿って写真を並べていきます。
































































収納のこだわり

大家マージの収納はこんなコンセプトで考えています。


 収納 家を建てる人、探す人が結構こだわりますね。みなさん。

こだわるというか、ただ単にスペースが広いほうがいいと言うだけのような場合も往々にして見受けられますけれど。

少し、本や雑誌を読むと見せる収納と見せない収納を区別するとか、布を垂らせば穏やかに隠せるしとか、ティッシュの箱を使ってなど色んなアイディアが出ています。
 また、収納家具の雑誌も沢山出ていますし、世の中ほんと色々あります。
 
 多分永遠の課題でしょうね。だいたい、出したものを仕舞えるようにすれば散らからないのですが、ソレが難しい。
 
 で、マージの収納に関する考え方はといえば
 
 新築で行うのであればいろいろ手立ても出てくるでしょうが、リフォームでは限りがあります。リフォームでもかなりなことは出来ますが、そこはコストとの絡みが出てきます。あまり高額なリフォームをしてしまうと、家賃も高くなってしまいます。収納が沢山あるから、家賃は高くてもいいと言っていただける方は少数派でしょうから、バランスが重要になります。
 
 
 アパートはどうしてもスペース自体が限られます。1Kでは20uくらい、2DKの小さいのだと、40uくらい、3DKや2LDKのファミリータイプで50-60uが普通では無いでしょうか。
 その中で、キッチン、お風呂、トイレといった水周りが必要となるのです。人が居る場所を確保するのにも苦労しているのに、荷物が居る場所はなかなか出てきません。

 そうすると、どうしたものかというところです。
 
 
 そう、余っているところを使うしかないという事ですね。



 例えばプ・ルームセトゥル、この1Kでは、収納場所は半間(約90cm)のところに押入れよろしく中段が付いています。
押入れと言えば、ふとんを2つ折りにして入れられるような深さがあります。これも約90cm。
ベッドでということになると、布団を仕舞っておく必要がなくなります。そうすると意外とこの深さを持て余すものです。



 高さで言うと180cmぐらいのところに、奥に板が横においてあり、枕など小物を入れるようになっています。
 その前側にステンレスパイプを横に設置します。これでハンガーを掛けられるようになります。簡易ですが洋服タンスの完成です。
 
 また、このパイプがあると、大きなダンボール箱などをパイプの上部と先程の板に掛けて置けるのです。普段使わないものの置き場が出来てきます。
 
 ここは、収納のなかで使っていない上部を活用できるようにということです。
 
 


 次は壁です。
 
 居室の壁の1面には見切りの板が設置してありました。板の厚さは約2cmです。このままだと、アクセントになるのと、ハンガーの頭を乗せておけば、一応引っかかって落ちないけど、少し当たったらすぐにどさっと洋服が落ちるといったところです。

 さて、ここに収納となると当然、見せる収納です。
 このあたりは、インテリア雑誌もですが、この本の影響が大きいですというか
ほぼパクリです。
 
 
 
 ただ著者の西村さんにお会いした時には、いいんですよどんどんやってくださ
いと仰って頂きましたし、年賀状にてこんな風にしましたと出したら、お返事下
さいました。さらには、その中でアイディアを活用していただいて嬉しいですと
も。
 
 ということで、ここでは、工夫が3点入ってきます。
 
 その1:板の上に高さが高い板を重ねて取り付けてありますので、前側が高く
なり、数センチ下がって元の板があります。これにより、この上にお気に入りの
本や、CD、DVDなどを見せながら収納することが出来ます。
 
 その2:等間隔に4〜6個並んだ、フックがあるので、ここにハンガーを掛け
れば落ちる心配のないお気に入りの服の見せる収納が出来ます。
 
 その3:フックを横に連結して使ったりすると、アイディアしだいで壁がアー
トになります。このあたりは使う人のアイディアしだいと言うところでもありま
すね。
 




 フラット上田原の玄関に移動しましょう
 
 玄関の収納というと、ゲタ箱となります。当初は高さが90cm幅も90cm
ほどのゲタ箱が付いていました。
 
 これで、靴が9足ぐらいなら入るでしょうね。ただ、この部屋は2DKです。
最近でこそ1名でも住んでいらっしゃる方が増えましたけれど、2〜3名用のキ
ャパシティーはあります。
 
 となると、靴って1人でも9足ぐらいある人がざらに居るような気がします。
 実際自分で数えてみましょうか。
 普段履きのスニーカー、夏用のサンダル、冬用のサンダル、茶色の革靴、洒落
たスニーカー、冠婚葬祭に使う黒革靴、出張などで使う黒革靴、バイクのブーツ、
バイク用のハーフブーツ、それこそゲタ。まだ多分ありますが既に10足です。
 
 特に靴にこだわりの無い私でも一人分ですでにキャパシティーオーバーです。
これで、2人や3人になったら溢れかえるのは目に見えてます。

 さらに、女性だともっと多いような気がしますねえ。
 これはもう収拾が付きません。
 


 さて、これを解決しないといけません。このゲタ箱はまだ使えるとは言うもの
の使命は終えたと判断して、ゴミに行ってもらいました。
 
 このスペースに新たにゲタ箱を設置するわけですが、横幅と奥行きは決まって
いますから大きくするとなるとそう、高さです。
 ワンパターンな気がしますが、スペースが限られている以上無駄になっている
部分をつめていくのが王道です。
 
 で、せっかくなので天井まで届くように設計しました。これを元が90cmだ
から120cmまで高くしようなんてしても、実質あまり変わらないわけです。
天井までならほぼ240cmぐらいありますので、巨大な容積が得られます。
 
 棚板は、取り外しできるものと、構造として使っているものを合わせて6枚に
なります。最下段はと合わせてこのままでも7段。1段に3足づつですから21
足は余裕で入ります。
 
 入居者さんそれぞれの使い勝手に合わせて、棚板を追加していただければもっ
と増えますよ。
 
 さらに、最下段の高さはたっぷり45cmとってあります。これは何故かわか
りますか?
 
 上にヒントが入っていました。そう、ブーツです。バイク用のブーツというの
はあまり無い例だと思いますが女性のブーツのほうがポピュラーでしょう。せっ
かくのブーツが、途中で折らないと入らないとかでは悲しいですからね。
 
 
 
 



まだまだ続く・・・


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